東京都で防犯登録した自転車を,郵送で抹消手続する必要が生じたため,その方法をまとめておきたいと思います。
郵送で抹消手続する必要が生じた背景
東京で購入した自転車を,引越に伴って他県に移動させたのですが,その後,自転車をリサイクルショップなどに売却することにいたしました。
その時に気が付いたのですが,売却する際には,防犯登録の抹消手続を行っておかなければ,受け付けてもらえないということでした。
これは,他人に譲渡する場合でも同様で,譲渡後に自転車が事故や犯罪に巻き込まれてしまった場合,以前の所有者としてややこしいことになるのを避けるためも,防犯登録を抹消しておくのが最善です。
ただし,東京都内で防犯登録した自転車を抹消するためには,東京都内の販売店などに持ち込まなければ,抹消できないということが分かり,郵送での方法を探すことになりました。
防犯登録から10年が経過していれば抹消手続きを行う必要はない
東京都は,防犯登録から10年が経過すると,自動的に登録情報が削除されることになっているため,抹消手続を行う必要はありません。再び使用する人が,住んでいる地域で防犯登録を行えばOKです。
ただし,その場合でも,リサイクルショップなどで売却する際には,防犯登録を抹消したことを証明する書類があった方が,手続きがスムーズであることは間違いありません。
一般社団法人 東京都自転車商防犯協力会に電話で連絡する
東京都内における自転車の防犯登録を扱っている機関は,「一般社団法人 東京都自転車商防犯協力会」です。
ここに電話をかけ,郵送で抹消手続を行いたい旨を伝えます。
現時点での電話番号は,03-3251-5621ですが,最新の電話番号を確認したい場合には,ホームページの一番下に記載されている電話番号を確認するとよいでしょう。
http://bouhan-net.com/
引越したので郵送での防犯登録抹消手続を行いたい旨を伝えると,まずは必要な書類を送ってくれるとのことです。それで,自分の住所,郵便番号,氏名,電話番号などを伝えます。
連休などがあると,郵送まで2週間ほどかかることもあるようですので,予定には十分な余裕を持っておくのが良いでしょう。
抹消手続のための記入用紙
数日経過すると,このような書類が届きます。
そして,実際に記入するための用紙として以下の2枚も同封されています。
売却や譲渡する前に必要になる自転車の情報
上述の用紙を見ていただければお気づきになると思いますが,自転車のメーカー,カラー,そして車体番号を記入しなければなりません。
車体番号とは,自転車のフレームに打刻されている番号です。(例:RT6E12345)多くの場合,ハンドルやサドルの下の金属部分に彫り込まれています。自転車に貼り付けられているシールなどに記載されている番号とは異なりますのでご注意ください。改ざんできないように,必ず,金属に彫り込まれています。
また,黄色の防犯登録シールに記載されている,警察署名・記号・番号も必要です。(例:荏原 – C – 12345)
これらの情報を,自転車を手元から離す前に,写真を撮るなどして記録しておきましょう。
抹消手続用紙に記入したら郵送する
上記の用紙に記入・押印し,身分証明書のコピー(運転免許証など)を同封して,郵送しましょう。
返送用の封筒や切手は送られてきませんので,自分で用意する必要があります。長形3号の封筒に入れれば,84円切手で送ることができます。
宛先は,案内用紙に記されていますが,現時点では以下の通りです。案内用紙に記載されている住所部分を切り取って,宛名として封筒に貼り付けても良いでしょう。
東京都千代田区外神田3-1-8
一般社団法人 東京都自転車商防犯協力会
しばらく待つと,控えの用紙が返送されてきますので,これで自転車の防犯登録抹消手続は完了です。
売却する際には,その控えの用紙が必要になりますので,保管しておきましょう。
以上,東京都で登録した自転車の防犯登録を郵送で末梢手続する方法でした。ご参考になれば幸いです。
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