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タイのビールで最も有名なブランド3種類を飲み比べ

No.1の知名度とブランド力はSingha(シン) タイ
No.1の知名度とブランド力はSingha(シン)
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タイでのビールで最も有名なブランドは3種類

タイで売られているビールで最も有名なブランドは3種類あります。

それは,Singha(シン)とLeo(レオ)とChang(チャーン)です。

これら3種類のビールは,タイで作られているビールとして,地元の人々にも,観光客にも親しまれています。

それぞれのブランドは競り合っており,タイの街を歩いていると,大きな広告看板をよく目にします

ビールのブランドロゴが描かれたTシャツを着て,宣伝している人も見かけます。

日本のビールでも,キリンが好きな人,アサヒが好きな人といるように,タイのビールでも,それぞれの違いを楽しみながら,自分の好みのビールがあるものです。

 

タイにおけるビールの歴史

タイでビールの醸造が始まったのは,1933年のことです。Boon Rawd(ブンロート)という人が醸造を許可されて始まりました。

その会社である,ブンロート・ブリュワリー社は今でも存在しており,タイで最も古いビールメーカーとして知られています。

ブンロート・ブリュワリーが作るSinghaは,タイで最も有名なブランドと言ってよいでしょう。

ちなみに,日本のビール醸造は1830年代には始まっていたことを考えると,タイでのビールの歴史は比較的新しいと言えるのかもしれません。

 

タイのビールには氷が入っていることも

日本人からするとビックリするのですが,タイでビールを注文すると,氷が入った状態で提供されることがあります。

しかし,想像するほど味が損なわれるわけではなく,むしろ,軽めの味わいのビールに清涼感がプラスされる感じになり,暑い気候のタイには実にマッチするように思います。

 

No.1の知名度とブランド力はSingha(シン)

いろいろな意見があるとは思いますが,歴史や知名度,ブランド力を考えると,ブンロート・ブリュワリー社の看板ビールであるSingha(シン)がまず挙げられるでしょう。

ちなみに読み方として,最後の”ha”は発音しませんので,”シン”と呼びます。

1933年から作られており,タイで最も古い歴史を持ったビールです。

このSinghaの名前の由来は,サンスクリット語で”ライオン”を意味する言葉から来ています。それで,Singhaのロゴもライオンのような絵が描かれているわけです。ライオンとはいっても,インドやタイの古代神話に登場する伝説上の生き物です。

このビールブランドはタイ王室からも認められており,そのブランド力から,Singhaは他のビールよりも少し高いです。日本でいうと,宮内庁御用達といったところでしょうか。

 

No.1の知名度とブランド力はSingha(シン)

No.1の知名度とブランド力はSingha(シン)

 

味は,タイビールに共通しているライトな飲み口です。それでも,ただ軽いだけではなく,しっかりと華やかさがあり,スパイシーと表現する人もいますが,独特の香り高さが感じられます。アルコール度数は5%ですので,日本のビールと変わりません。

値段にこだわらない方は,とりあえずSinghaを選べば間違いないでしょう。価格が高いので地元での消費は少なく,タイ国内でのビール市場のシェアとしては6%程度にとどまっています。

しかし,高いといっても,630mlの瓶で50バーツ(165円)程度ですので,日本人の感覚からすれば安い部類に入るでしょう。

 

タイでのSinghaの価格
コンビニ(7-Eleven) Singha 630ml 50バーツ(165円)
バーなどのお店 Singha 330ml 60-120バーツ(200-400円)
Bitly

 

タイのビール市場で最もシェアを持っているのがLeo

Singhaよりも価格が少し安いビールが,Leoです。Leoの歴史は浅く,2009年に発売されました。

しかし今では,Leoは廉価版のビールとして最も有名なビールの一つとなっており,タイのビール市場において46%という最も大きなシェアを誇っています。

その昔,Changを飲むと悪酔いするという評判があったそうですが,その時に,Changよりもクオリティが高く,なおかつSinghaよりも安いこのLeoが,好んで飲まれるようになりました。

実はこのLeoも,Singhaと同じブンロート・ブリュワリー社で醸造されており,Singhaの廉価版という形で売り出されました。しかし現在では,Singhaと同じ価格帯で売り出されることも多くなっています。

タイのビールで最も大きなシェアを持っているLeo

タイのビールで最も大きなシェアを持っているLeo

 

味は,やはり爽やかな飲み口で,ごくごく飲めてしまいます。Singhaと比べると,廉価版という先入観もあるかもしれませんが,アルコール感が少し強いように感じました。今回紹介している3種類のビールでいうと,日本のビールの味から最も遠いビールのように感じました。

氷でぐっと冷やして外で飲むにはちょうど良いのかもしれません。

 

タイでのLeoの価格
コンビニ(7-Eleven) Leo 630ml 45バーツ(148円)
バーなどのお店 Leo 330ml 60-100バーツ(200-330円)

 

Leoに次ぐシェアでSinghaの対抗馬であるChang

Changビールは,1995年に登場しました。タイ国内でのシェアは39%程度で,Leoに次いで第2位となっています。

タイ・ビバレッジ(Thai Beverage)で生産されており,ブンロート・ブリュワリー社の唯一最大の競争相手といったところです。

Changの読み方は,”チャーン”です。タイ語で””を意味する通り,ロゴマークにも象が描かれています。

タイ国内で販売されているChangのアルコール度数は6.4%と高めで,なおかつ価格が安いため,多くの人に親しまれるようになりました。

ちなみに,輸出用に販売されているChangは,アルコール度数を5%に調整しているものもあります。

安く飲めるビールとしてシェアを伸ばしたChang

安く飲めるビールとしてシェアを伸ばしたChang

 

味は,Singhaに似ているライトさ,そしてドライな飲み口なので,多くの人にうける味だと思います。

日本のアサヒスーパードライが好きな方なら,このChangは同じ方向性と言えるのではないかと思いました。

日本のような繊細さを楽しむビールではないように思いますので,氷を入れて爽やかさを楽しむ飲み方であれば,SinghaでなくともChangで良いかなと感じました。

以前は品質が安定しなかったなどと言われていましたが,今では改善されているものと思います。「普段使い」のビールとして日本人にも好まれるのではないかと思いました。

 

タイでのChangの価格
コンビニ(7-Eleven) Chang 630ml 40バーツ(132円)
バーなどのお店 Chang 330ml 50-90バーツ(165-300円)
Bitly

 

おまけ – タイのアサヒスーパードライ

タイにもアサヒスーパードライがあります。しかも日本のものよりずっと安いので買ってみたところ,味は日本のものとは全く異なっていました。

タイ語の説明が書かれたアサヒスーパードライ

タイ語の説明が書かれたアサヒスーパードライ

 

味は,本家よりも少し薄い感じで,Leoに近いアルコールっぽさを感じます。

SinghaやLeoと同じブンロート・ブリュワリー社が販売しており,アサヒ監修のもとでタイ国内で醸造されているのですが,日本のアサヒスーパードライをイメージしながら飲むと,ビックリしてしまうと思います。

ですので,あくまでタイのビールとして先入観を持たずに飲むと,アリなのかもしれません。

 

もちろん人によって感じ方はいろいろあると思いますが,タイのビールで最も有名なブランド3種類を飲み比べてみた感想でした。

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